単位互換制度に基づく短期留学の受入留学生による成果発表会&修了証書贈呈式が行われました。
2019年2月13日には、「大学の世界展開力強化事業」によって中国・山東大学及び韓国・成均館大学校から受入れた外国人留学生9名による成果発表会が行われました。この発表会では、2018年9月から半年間にわたる長崎大学での留学生活を振り返り、その成果と感想を本学の教職員、他の留学生及び日本人学生らと伴に共有する場として例年実施しているものです。両大学から受入れた留学生らは、本学で経験した勉学・研究に関すること、長崎を代表する料理や宿舎といった日常生活に関すること、さらに長崎という街の印象や長崎以外の都市まで足を運んだ体験等について、数多くの写真を交えて堂々と語ってくれました。言い換えれば、彼らにとって非常に充実した半年間であったことが伺える発表会でした。3カ国の学生同士の交流も、このような機会を活用してさらに深まっていくことが大いに期待されます。
また、留学生を対象としたアンケート調査では、「大学の環境」、「教員の質」、「国際コーディネーターの対応」及び「奨学金」といった項目で、全員が「非常に良い」及び「良い」と回答しており、受入プログラム全体として高い満足度を示す結果となりました。一方、宿舎のインターネット環境に関する改善や英語での授業について、より幅広い選択肢を求めるコメント等もあり、長崎大学側でも今後の対応を検討しているところです。後日、アンケートの結果を両大学にも共有する予定です。留学生の声を反映し、2019年度以降もより魅力的な事業展開を実施していきたいと考えています。
発表会の最後には、本補助事業の担当教員である杉本知史准教授と鈴木誠二准教授より9名全員に修了証書が手渡されました。本補助事業への参加と長崎大学での留学経験が彼らの生涯の財産となり、帰国後も3カ国の架け橋として社会で活躍してくれることを願っています。
平成30年度の「大学の世界展開力強化事業」による学生の派遣と留学生の受入に関連する業務が終了し、来月には本事業に関する総括会議も予定されています。今後とも、継続的改善に取り組んで行きたいと思っている所です。