2023.08.18

ダブル・ディグリープログラムの受入留学生3名の成果発表会の開催

8月2日に、本事業のダブル・ディグリープログラム(以降、DDプログラムと略記する。)に基づく中国・山東大学から受入れた3名の留学生による成果発表会が対面形式で実施されました。学生達の指導教員のみならず、本事業に関わる先生方や事務職員、同じく所属の研究室の学生たちも参加しました。

3名の留学生は、一年間に渡る長崎大学での留学生活を振り返り、本学で経験した勉学・研究に関すること、長崎を代表する料理や宿舎での日常生活に関すること、長崎という街の印象および長崎以外の都市まで足を運んだ国内旅行等について、数多くの写真を交えながら語ってくれました。特に、この一年間を通して修士論文に関わる研究活動や得られた成果、中間研究の進捗状況等について報告してくれました。 また、アンケート調査では、すべての項目において「満足」、あるいは「概ね満足」との回答を得ており、特に留学前と留学後の変化については、「今回の経験により、私の生活は大きく変化させました。留学生活を通じて、基本的な英語スキルを習得し、さまざまな人々に出会い、世界を知る機会を得ました」「留学を通じて、豊富な学術的知識と研究の経験を得るだけでなく、異文化交流とコミュニケーション能力、日本語能力も大幅に向上させました。」、と高い満足度を得る結果となりました。当該事業下での留学を通じて、自分自身の変化や、博士後期課程への進学等を考える機会を得て、長崎大学へ留学してよかったと思ってもらえた様です。関係者として本当によかったと思っています。

最後に工学研究科水科学環境の田邊コース長より、留学生に対して労いの言葉等を掛けて頂きました。長崎大学での留学経験が彼らの生涯の財産となり、帰国後も三カ国のインフラ関連の架け橋として社会に貢献してくれることを願っています。DDプログラムの学生達は2024年の3月末日に本学を修了予定です。今後も指導教員の先生とも密に連絡を取りながら、修士論文を完成させていく予定です。