2022.02.28

「日中韓オンライン学生交流プログラム」を開催しました

昨年、採択された本事業は2022年度から日中韓の三大学に加え複数のASEAN諸国の大学を含めてオンラインと実渡航留学を融合させた「ハイブリッド型短期留学プログラム」を開始する予定です。

さる2月8日から2月28日までの10日間、プログラムの試行的な事業として、山東大学、成均館大学校及び長崎大学から計29名の学生が参加する「日中韓オンライン学生交流プログラム」を実施しました。しかし新型コロナ感染症感染拡大防止のため、原則渡航ができなくなったため、すべてオンライン形式で開催することとなりました。

このプログラムの特徴は、日中韓の文化的・社会的背景を理解し、インフラに関する諸問題に対して問題解決型のPBL形式で実施した点が挙げられます。インフラ技術、日中韓の文化・歴史、各国の母国語について、英語による講義が26コマ行われました。さらに、各国学生が混合でのグループワークを実施し、講義での課題への調査・分析や、文化、インフラ技術における共通点や相違点について、ディスカッションをしました。

最終日には、学生によるグループワークの成果発表、関係教職員も含めたフリートークを実施し、各大学の教員により講評されました。締めくくりとして、本プログラムの修了証の授与ならびに成果発表に関するグループ賞と個人賞贈呈が行われました。参加学生にとって、思い出がいっぱい詰まったプログラムとなったものと感じています。特に日中韓のインフラ講義を通して、各国のインフラの現状や技術を知ることが出来たようです。またグループワークを通じ、講義で学んだ内容について話し合い、協力してプレゼンテーションの準備をしながら、グローバル人材としての感性、協調性、コミュニケーション能力を養うことが出来たと思われます。

今回の参加学生が今後の世界展開力強化事業における「ハイブリット型短期留学」や「ASEAN拡張型短期留学」、「日中韓ダブル・ディーグリープログラム」などへ参加することを期待しています。

動画のリンクはこちらです。
https://youtu.be/lMB1sJYzun8