2023.02.28

「大学の世界展開力強化事業」の第2回コンソーシアム会議及び第1回国際シンポジウムを開催しました

2月27日(月)工学研究科において、2021年に採択された「大学の世界展開力強化事業」の第2回コンソーシアム会議及び第1回国際シンポジウムを開催しました。

 

今回のコンソーシアム及びシンポジウムには、本学と中国・山東大学、韓国・成均館大学校、シンガポール・南洋理工大学、ラオス・ラオス国立大学の5大学の関係者らがハイブリッド形式で参加しました。2月27日は成均館大学校から教員9名・学生11名、ラオス国立大学から教員2名が来日し、山東大学及び南洋理工大学はオンラインで参加しました。

 

午前中は第2回コンソーシアム会議を開催し、松田浩工学研究科長を始めとした5大学の代表者から挨拶の後、鈴木誠二准教授が2022年度活動実績の報告、2023年度活動予定の提案し、意見が交わされました。

 

長崎大学 松田 浩 工学研究科長の挨拶

 

成均館大学校 Kyung Soo JUN 水資源専門大学院長の挨拶

 

また、5大学間で共同設置する「国際コラボレーションラボラ」について、西川貴文准教授が大学間の研究資源の共同利用、共同研究、特別講義の開催などのコンセプトを提案し、各大学の賛同が得られました。今後は、学生のみならず教員間の交流を活発化し,Joint research seminar や国際シンポジウムを開催していく予定です。さらに、これに関連して東京大学大学院工学系の長山智則教授による基調講演が行われました。

 

今後も5大学間で協力しながら、円滑かつ着実に事業を進めていきたいと思います。

 

西川貴文准教授の説明

 

長山智則教授の基調講演

 

コンソーシアム会議の様子

 

参加者全員による記念写真

 

午後からは「国際コラボレーションラボラ」の一環として、第1回国際シンポジウムが開催され、延べ60人以上が参加しました。今回のシンポジウムの特徴としては、本事業の同窓会組織を活用するところです。運営メンバーは第2モードの同窓生(DD学生2名及び現役の学生6名)が参加し、研究発表やシンポジウムの運営・企画を行いました。

 

オーラル発表は、2部屋に分かれて23名の学生が、対面あるいはオンラインで研究成果の発表をしました。10分間の発表をした後に5分間の質疑応答の時間が設けられ、活発な意見交換が行われました。また、同時にポスター発表も開催され、10名の学生の研究成果が特設HP上でオンライン配信されました。

 

学生たちの発表の様子

 

受賞式の様子

 

参加者による集合写真

     

シンポジウム運営委員会のメンバーからコメントを紹介します。

     

シンポジウム運営委員会リーダー

工学研究科システム科学専攻 博士後期課程 曹 文正さん

 

私はこのシンポジウムに参加できたことをとても嬉しく思います。このシンポジウムは、アジア各国の研究者が異なる分野で研究を行い、交流し合う貴重な機会であり、多くのインスピレーションやアイデアを得ることができました。また、この場を通じて、日本の研究者が自信と専心を持って取り組んでいる姿勢をアジア各国に向けて発信できたことも大変嬉しく思います。

 

このシンポジウムがスムーズに開催されるように、長崎大学と工学研究科の先生方から多大なる支援を受けました。そのおかげで、私たちは有意義な時間を過ごすことができました。心から感謝しています。今後も、学校がこのような活動を増やしていただけることを願い、また長崎大学の学生たちも参加できる機会が増えることを期待しています。

   

シンポジウム運営委員会メンバー

工学研究科情報工学コース 博士前期課程 竹下 真帆さん

 

私は今回のシンポジウムは、ポスター発表に参加するとともに運営委員会メンバーとしてZoomの管理や現地で発表する学生のお世話などを担当しました。私の専門は情報ですが、ポスター発表は他の専門の方の意見を聞ける貴重な機会となりました。キャンパス・アジアプログラムをより多くの人に知ってもらい、参加してもらえたら嬉しいです。