韓国・成均館大学校において「インフラに関する短期サマープログラム」が開催されました。
さる7月24日から8月19日までの約4週間、韓国におけるインフラ整備の現状や課題等を事前に学ぶと伴に、平成30年以降に成均館大学が受け入れる大学院生の確保を大きな目的に、韓国・成均館大学校において「インフラに関する短期サマープログラム」が開催されました。このサマープログラムには、長崎大学工学部工学科の社会環境デザイン工学コースの4年生5名、化学・物質工学コースの4年生1名が参加しました。一方、中国・山東大学からの参加者は、学部学生と大学院生30名に及びました。
参加した学生の印象や感想は以下のとおりでした。すなわち、成均館大学校の教員による特別講義では、世界中のデザイン性が極めて高い建築物を紹介して頂きました。また、膜分離技術を駆使した水処理施設や世界最大の潮流発電所を見学したり、韓国語の授業を受けたりする等、土木工学分野だけでなく建築や自然再生エネルギーの現状、初級韓国語なども勉強することができたようです。
さらに、文化体験では、韓国伝統衣装であるハンボクを着たり、ビビンバを作ったり、金箔工芸を体験したり、韓国の文化にも触れることができました。また、成均館大学校水原キャンパスがある水原市に在る水原華城(世界遺産登録済み)やソウル・景福宮、釜山にも足を運び、積極的に現地の生活に溶け込んでくれた様です。特に、中国・山東大学の学生たちは英語の基礎能力が高く、積極的に成均館大学校の先生たちと会話をする姿は、長崎大学から参加した学部学生へ良い意味での刺激を与えたものと確信しています。このような機会と外的な刺激を活用して、グローバル人材に向かって英語基礎力のアップを図ってもらえれば幸いです。
レポートの提出に併せて、第3クウォーターが始まった後に、報告会の開催を予定しており、サマープログラムに参加した学生たちのそれぞれの感想や印象を聞くのが楽しみです。