ハイブリッド型短期留学プログラムを実施しました
2024年7月13日より、長崎大学、成均館大学(韓国)、山東大学(中国)、ラオス国立大学、南洋理工大学(シンガポール)の5校による「ハイブリッド型短期留学プログラム」が実施されました。本プログラムは、グローバルに活躍できるインフラ人材育成を目指す「キャンパス・アジア・プログラム」の一環で、参加学生は韓国→中国→日本と、各大学でのプログラムを通して各国のインフラ事情や異文化への理解を深めることを目的に実施されています。プログラム内容は、①オンライン講義 (7/13-8/3)と ②各大学での現地プログラム (8/9-8/28) を組み合わせたハイブリッド型で、本年度は4大学から計36名(長崎12名・成均館10名・山東12名・ラオス2名)が参加しました。今回からは長崎大学からラオスおよびシンガポールへの学生派遣(各2名)も開始し、ASEANを交えたより広域での活発な学生交流が実現しました。
各大学でのプログラムは、特別講義や現地語講座、文化体験、市内ツアー、インフラ現場視察等が用意され、長崎大学では長崎の災害現場やインフラ施設を視察する雲仙・島原への1泊旅行も実施しました。(雲仙岳災害記念館・橋・トンネル工事現場等) プログラム最終日には、各グループが発表する成果発表会が行われ、各グループとも実渡航留学とグループワークを重ねながら活発な学生交流が行われていた様子が窺え、それぞれの学生にとって有意義なプログラムとなりました。
また本年度より日中韓の交換留学プログラムの枠組みをASEANに拡げ、長崎大学から南洋理工大学(シンガポール)およびラオス国立大学へ各2名派遣しました。シンガポールでは、南洋理工大学への訪問および施設見学に加え、五洋建設株式会社の協力のもと、インフラ建設現場でのインターンシップ研修(3日間)に参加させていただく機会に恵まれ、大学間交流のみならず海外でのインフラ建設現場を肌で体感することができたことは、学生の今後の進路選択にも大きな影響を与えうる有意義な経験となったようです。
またラオスでは、①日本とラオスのインフラ事情を紹介する双方の学生によるプレゼンテーション、②インフラ講義、③Lao Art Museum建設現場視察、④市内視察等、のプログラムを通してラオスのインフラ事情への理解を深めるとともに、多数のラオス学生との交流を通して現地の文化・人々に対する理解を深めることができました。
これまで交流を重ねてきたキャンパス・アジアの事業も2026年3月で終了となります。来年度は最後のハイブリッド型短期留学プログラムとなりますが、その集大成としてより一層充実したプログラムとなるよう準備を進めてまいります。