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2018.12.18

山東大学・済南キャンパスにおいてモニタリング+実地審査が開催されました。

2018年12月18日、中国の山東大学・済南キャンパスにおいて、「キャンパス・アジア」事業のモニタリング+実地審査が行われました。長崎大学からは、本事業担当者である夛田彰秀副学長をはじめとする3名が参加致しました。さらに、今回のモニタリング+実地審査に際して、幹事校である山東大学の韓圣浩副学長、国際事務部や土建与水利学院、環境与工程学院等の関係者ら、成均館大学校水資源専門大学院田庚秀研究科長が集まりました。一方、実地審査チームとしては中国教育部高度教育教学評価センターより4名の専門家が派遣されました。

「キャンパス・アジア」事業のモニタリング+は、日中韓の政府による「教育の質の保証」を伴った学生交流を促進する目的として企画されたものです。モニタリング+の実施にあたり、長崎大学は山東大学と成均館大学校の三校が協力して、自己評価書を10月に完成させました。今回は中国政府の質保証機関から実地審査を受ける運びとなっています。

モニタリング+実地審査では、山東大学の教育現場や研究施設を見学し、プログラム責任者・担当者との面談、教員や学生との意見交換等が実施されました。さらに、三大学の合同報告会を実施し、山東大学の韓副院長、成均館大学校の田研究科長と長崎大学の夛田彰秀副学長がそれぞれ三大学を代表し、本事業の進捗状況やグッドプラクティスを紹介してくれました。実地審査の最後に、専門家たちから貴重なご意見を頂きました。それらの意見を真摯に受け止め、三大学において今後も一層の事業推進に努めて行きたいと思っています。特に本事業の目玉と言える、今年度よりスタートさせたダブル・ディグリー制度(以降、DD制度と略記する。)と共通科目のインフラ維持管理工学については、「教育の質の保証」を担保していくものとして、より魅力的な内容を目指し継続的に改善していく所存です。

今回の実地審査にあわせて、三大学で第9回の担当者会議も開催致しました。その席では、主に2019年度のDD制度による派遣及び受入人数の確定と共通科目「インフラ維持管理工学」の実施について協議がなされました。また、2019年の1月に長崎大学では、山東大学の土建与水利学院から楊磊准教授を招聘して、「インフラ維持管理工学」に関連した講義を担当して頂くこととなりました。担当者会議の最後に、長崎大学から2019年の2月に「第3回インフラ人材育成コンソーシアム運営会議」を韓国で開催すること、さらに3月には「東南アジアにおけるインフラストラクチャーの整備及び維持管理に関するシンポジウム」を長崎で開催することが、提案されました。今後は、具体的な日程及び議題内容について、2大学と調整を進める予定です。