山東大学青島キャンパスで第11回キャンパス・アジア 担当者会議が開かれました。
2019年8月18日に、3大学によるキャンパス・アジア事業に関する第11回担当者会議が中国・山東大学青島キャンパスで開催されました。長崎大学からは、夛田彰秀教授をはじめとする6名が参加致しました。さらに、山東大学土建与水利学院や環境与工程学院の関係者多数、成均館大学校の水資源専門大学院の田庚秀教授をはじめとする5名の参加がありました。
この会議では多様な議題が審議されました。特に、2019年度の学生派遣・受入の確認および実施状況、「インフラ維持・管理・マネジメント技術」カリキュラムの進捗状況、ダブル・ディグリー制度に基づく修士論文の審査方法等、盛り沢山の議題について協議が行われました。続いて、山東大学から、中国教育部実施のモニタリング+に関する最終評価の報告がなされ、本事業の今後の展開について活発な意見が交わされました。また、会議終了後には、2018年度のDD派遣学生と指導教授との間で綿密な打ち合わせが実施されました。
2019年度は、サマースクール、DD制度に基づく長期留学および単位互換制度に基づく短期留学を含めて、3大学全体で62名が当該事業に参加し、交流を深めながら各国のインフラ維持管理・マネジメントについて学んでいます。
また、2020年度に3大学が「インフラ維持・管理・マネジメント技術」講座を共通科目として開設することに合意し、各大学がお互いに他大学の先生を招聘して特別講義を開くなど準備をしていくことが了承されました。何より、2019年度に修了を迎えるDDプログラムへの参加学生達の論文審査に関連して各大学の審査時期、審査の条件、審査の実施方法などをお互いに確認し合いました。
本事業の目玉であるDD制度に基づく学生達の2編の修士論文の執筆と最終試問会での質疑応答および就職先での活躍に期待が寄せられます。