第12回キャンパス・アジア担当者会議が長崎大学で開催されました。
12月15日、第12回目のキャンパス・アジア事業に関する担当者会議を長崎大学で開催致しました。山東大学の土建与水利学院や環境与工程学院の関係者、成均館大学校の水資源専門大学院の田庚秀研究科長をはじめ担当者、長崎大学大学院工学研究科の先生方及び事務関係者が参加致しました。
この会議では、先ずもって三大学間で共通科目とするカリキュラムについて最終確認を行いました。すなわち、平成30年度には三大学間による教員相互派遣によって、それぞれの大学で当該共通科目の開講が実現できました。最終年度となる2020年度には、共通科目の名称及び講義科目の内容を確定し、相互に教員を派遣することで毎年三大学において当該の共通科目を開講する計画です。また、留学終了時に行う三大学共通のアンケートやDD学生の認定書、キャンパス・アシア事業に参加した学生の同窓会構築等について議論されました。さらに、当該事業終了後の第3モードへの展開についても話し合いました。会議の最後には、山東大学にDD学生として長崎大学から一年間派遣された二人の学生の修士論文に関する試問会の開催について意見交換を行いました。すなわち、山東大学から授与される修士号に係る規定や審査の流れについて詳しく説明がなされました。2020年の2月下旬には、長崎大学で初めて山東大学の修士号に関する試問会及び学位審査が開催されることになりました。
今後の予定としては、2019年度の第4回コンソーシアム運営会議については、2020年2月に韓国・成均館大学校で開催することも最終確認されました。さらに、長崎大学では3月中旬にDD学生による成果発表会も開催致します。なお、今回の成果発表会は、DD学生の第一期修了生によるものですから、外部評価委員の先生方のみならず、三大学の指導教員や事業担当者らが一堂に会して開催する予定です。DD学生には、一年間の山東大学での長期留学に関する感想や留学と就職活動の両立で苦労したこと、二つの修士論文の執筆段階での経験談などについて発表してもらいます。さらに、外部評価委員と関係教職員には、今後の更なるDD制度の改善等について、意見交換していただく予定です。