2020.06.30
SGUオンラインシンポジウムが開催されました。
2020年6月30日にSGUオンラインシンポジウムが東京大学主催で開催されました。このシンポジウムには、「スーパーグローバル大学創成支援事業(SGU)」採択大学と「大学の世界展開力強化事業」参加大学の51大学が参加しました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により留学が制限される中、大学間及び文部科学省との情報共有を目的に実施された今回のシンポジウムでは、文部科学省国際企画課より、事前に参加大学が回答していたアンケート結果の共有と、各大学に対するコロナ禍での学生交流への期待が述べられました。また、参加校を代表して、名古屋大学、千葉大学、関西大学および早稲田大学より、ポストコロナに向けた検討状況の発表がなされました。その後、「ポストコロナにおける高等教育の国際化に必要な点は何か…?」というテーマについて全体ディスカッションの時間が設けられ、活発な意見交換が行われました。
特に、「現地留学により学生が学ぶものとして、授業以外にも、現地での生活や日本を外国から見ることで得られるものがある。」、「現地へ行くことの重要さは変わらないが、今後多様なニーズに合わせて大学が応えていく必要がある。」や「対面授業と遠隔授業(オンライン授業)は何が異なるのか、どんなことにとって現地に行く必要があり、如何なることには現地に行く必要がないのかを考えていく必要がある。」等の意見については、本事業の執行においても大いに参考になるものと思われた。すなわち、コロナ禍であっても有意義な交流プログラムを実施できるように、各大学からご発表いただいたプログラム継続のための対応策や課題等を参考にさせていただき、実施方法の再検討と改善を今後も継続的に実施していく覚悟です。