韓国・成均館大学校でのサマープログラムに参加した学生の報告会が開催されました。
2018年2月5日、韓国・成均館大学校で開催されたサマープログラム(2017年7月24日~8月18日)に参加した本学校の学生による報告会が行われました。このサマープログラムには、長崎大学から学部生が6名と中国・山東大学から30名の学生が参加しました。
報告会では6人がそれぞれ韓国でどのようなことを学んだか、どんな活動を行ったか、そしてこれから留学を希望する後輩の学生に向けて、留学の際にはどんな点に注意を払えばよいのかを詳しく報告してくれました。その一部を紹介いたします。
○特別授業について
特別授業では水・構造・地盤という土木の基本要素から先進技術まで幅広く学ぶことができた。また、建築や都市設計なども少し触れられ、様々な視点から「土木」を見直す良いきっかけになった。韓国から見た日本の技術を直接聞くことで、自分が着手する卒業研究や将来について大きな刺激を受けることが出来た。
韓国語授業は4週間で10回程度、ハングルを読めるようになった。ソウルの街中でも勇気を出して韓国語で会話ができるようになりました。
○現場見学について
世界最大の潮力発電所と韓国建設技術研究院の実験施設を見学しました。特に、造波実験に基づいて海岸災害を軽減するための基礎的研究や、上下水道管や地下鉄の構内、都市部のモデルを作り、浸水実験を行っていましたが、その規模の大きさに圧倒されました。
○感想について
自分の価値観を広げることができた。この1ヶ月間で英語力が飛躍的に伸びた訳ではないですが、自分たちの今の実力を身も持って痛感し、これからの学習に良い刺激となりました。日本のインフラとの違いなど肌で感じることができました。人々の生活に関わる仕事につきたい。将来的には海外のインフラ整備の現場で働きたいと実感しました。
このサマープログラムに参加した学生自身にとっては、非常に良い経験となり、今後の学習生活にも良い刺激を受けたものと思われます。そして、今後、留学を希望する後輩の学生にとっても、意味のある報告会だったと思います。