第7回キャンパス・アジア実務担当者会議の開催
第7回キャンパス・アジア事業に関する実務担当者会議が4月23日、山東大学(中国)、成均館大学校(韓国)、ラオス国立大学、南洋理工大学(シンガポール)、長崎大学参加のもと、オンラインにて開催されました。今回の会議では、主に2024度に実施される「ハイブリット型短期留学プログラム」についての協議が行われ、今年度のホスト校である成均館大学校からは実施計画についての詳しい説明が行われました。その結果、全体スケジュールは7月13日~8月28日で決定し、7月~8月初旬はオンライン講義、その後 韓国→中国→日本の順に実渡航留学が実施されることとなりました。また、長崎大学での実施後、各大学のアカデミックカレンダーの調整状況に応じ、ラオスまたはシンガポールへの実渡航も計画されています。各大学の参加人数や学生に対する支援内容等についても概ね決定され、今後は各大学における学生募集、講義内容やスケジュール調整等の具体的な準備に取り組んでいきます。
次に、今年度から本格的に実施される「ASEAN拡張型短期留学プログラム」についても、長崎大学とラオス国立大学との二大学間での計画について鈴木准教授より説明が行われました。本学はこの計画に基づいて今後具体的な準備に入りますが、他の参加大学においても実施に向け二大学間での積極的な協議が期待される旨の発言がありました。
さらに同准教授からは、5大学間での研究リソースの共有・共同研究・シンポジウムの開催等を目的とする「国際コラボレーションラボ」の一環として、昨年度に引き続き各参加大学から特別研究学生を本学に招聘し、総合生産科学研究科において研究実習(研究室配属)を実施する計画についても説明が行われました。国際コラボレーションラボは、本事業の重要なコンテンツの1つであり、学生間だけでなく教員間の研究交流促進も大いに期待されています。
最後に、昨年秋に実施された文部科学省による中間評価の結果が先月公表され、本事業が「A評価」であったことが報告されました。また、同省からのコメントも共有され、今後もプログラムのより一層の充実を目指し改善を図りつつ、5大学間で協力し円滑かつ着実に事業の実施を進めていくことを確認し、閉会となりました。