ハイブリッド型短期留学プログラムがスタートしました
第3モードから追加された「ハイブリッド型短期留学プログラム」がいよいよ8月から始まりました。このプログラムは,オンラインと実渡航を融合させた留学を通して,異文化や他国のインフラについて見識を深める,キャンパス・アジアプロジェクトの目玉の一つです。
今年度は新型コロナの影響を考慮しつつ、オプションとして実渡航とオンラインによる講義・演習を計画していて、中国・山東大学、韓国・成均館大学校、日本・長崎大学、シンガポール・南洋理工大学及びラオス国立大学から約30名の学生が参加し、延べ34回の講義を予定しています。
8月21日から26日に、成均館大学校から学生6名・教員5名及びラオス国立大学から学生2名・教員1名が実際に長崎を訪れました。第2モードのキャンパスアジア同窓生2名も参加・協力し、学生参加型で実渡航内容の企画・運営が実施されました。学生間の交流会では、英語によるインフラの整備状況の紹介や、同窓生卒業後の活動状況等を照会し、市内現場見学も長崎大学学生の企画の下,実施されました。現場見学では、本明川や雲仙普賢岳災害復旧工事現場、雲仙災害復興記念館等のインフラ建設現場の視察を実施し、日本のインフラ社会的背景及び日本の文化を理解する機会となりました。教員間の交流会では、事業の概要、進捗状況や今後の学生交流の課題などについて活発な意見交換が行われました。
一方,9月8日から9月15日に、シンガポール南洋理工大学に4名、9月14日から9月19日に、韓国成均館大学校に3名の学部生・大学院生が実渡航留学を実施しました。
シンガポール留学では、市内の近代的なインフラ施設を見学し,計画的に進められた都市計画について学び,南洋理工大学では,大学院博士課程の学生と意見交換をすると共に,最新のインフラに関する実験施設や研究室の見学を行いました。
韓国留学では、インフラ関連施設の康川洑と忠州ダムを見学し、文化体験はソウルの古宮、景福宮や古い町、北村を回るとともに,成均館大学校と水原華城を見学しました。今回の留学では意欲的に異文化について学び、成均館大学校や山東大学のキャンパスアジアに参加している学生たちとも積極的に交流し,有意義な経験を積めました。
残念ながら、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け山東大学の学生は実渡航に参加できませんでしたが、実渡航を行った長崎大学と成均館大学の学生から情報の提供を受けました。本プログラムでは、成果発表会が計画されており、学生たちがオンライン講義や実投稿留学を通じて経験したこと,学んだことを発表する予定にしています。
今回の参加学生が今後,「ハイブリット型短期留学」や「ASEAN拡張型短期留学」、「日中韓ダブル・ディーグリープログラム」などへ参加することを期待しています。