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2018.08.20

韓国・成均館大学及び中国・山東大学においてサマースクールが開催されました。

本年8月4日から8月18日及び8月12日から8月26日までの約2週間、韓国と中国におけるインフラ整備の現状及び課題等を事前に学ぶと伴に、平成31年度以降に両大学へ派遣する大学院生の確保を大きな目的に、両大学においてサマースクールが開催されました。このサマープログラムには、長崎大学工学部工学科の社会環境デザイン工学コース及び化学・物質工学コースの3年生と4年生9名が参加しました。

韓国・成均館大学では、インフラに関する特別講義やハングル講座を開講して頂きました。さらに、文化体験では、韓国伝統衣装であるハンボクを試着する等の韓流文化にも触れることができました。また、成均館大学校においてサマースクールが開催されるのは、今回が2回目です。昨年度のこのサマースクールに参加した学生1名は、これをきっかけに大学院まで進学し、さらに現在は本事業のダブル・ディグリー制度を利用し、中国・山東大学へ長期留学中です。サマースクールの「呼び水的な効果」が現れたものと自負しております。

中国・山東大学では、学生たちにより多くのことを経験してもらうために、青島市にある青島キャンパスと済南市にある済南キャンパスにそれぞれ1週間ずつを滞在させて頂きました。

特に、昨年に完成したばかりの青島キャンパスでは、教室も宿舎もすべて斬新なデザインとなっています。このキャンパスでサマースクールを開講して頂いたのは環境科学与工程学院でした。一方、2週間目に滞在したのは、世界遺産がある済南キャンパスです。こちらのキャンパスでは土建与水利学院の関係者がお世話して頂きました。短い2週間ではありましたが、太極拳、茶道や凧作り、書道等の文化体験を経験させてもらうと伴に、トンネル等の現場見学も体験致しました。きっと日本と異なる視点からインフラ整備の現状を勉強することができたものと確信しております。

このような機会と外的な刺激を上手に活用して、グローバル人材にとって不可欠な英語基礎力のアップを図っていくと伴に、2大学での留学生活について知ってもらい、少しでも派遣学生が増えてくれればと願っている所です。

今後は感想文の提出に併せて、第3クワォーター、あるいは第4クワォーターに、学内留学報告会の開催を予定しております。さらに、本事業で派遣した学生の全員にTOEICの受験を義務化しており、11月の受験に向けて、シッカリと自主勉強してもらうことになっています。学生達からのそれぞれの感想や印象を聞くのが楽しみです。


cof